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2013-02-21

死人のメレッキ

untitled_20130221173221.png
私の名前は、メレッキ。
私は、死人。

あまりの苦痛に
頭がおかしくなったの。

夫も、義母も義父も。
いつも、私を殴った。

6ヶ月間
ロクに食べ物もくれずに

私をトイレに
監禁した。

狭い狭い、場所。
汚くて最低の場所。

窓さえも、なかった。
臭かった。
一人ぼっちで、泣いた。

涙は、
心の奥に流れていった。

自分を守る事も
できなかったし

誰も守っても
くれなかった。

何より
「メレッキ、最近見かけないけど
どこ行っちゃたの?この子?」


聞いてくれる人も
いなかった。

それが一番
悲しかった。

一人ぼっちで
この世に来て

一人ぼっちで
この世から、去ったの。

あの、最悪の場所に
6ヶ月居たの。

縛られたままで。
犬コロ、みたいに。

6ヶ月、ほとんど
食べ物はもらえなかったの。
死んじまえばいい、って。

でも、時々
パンをくれた。
かじれよ、って。

「頭のおかしいメレッキ」って
言われた。
犬っコロよりも
軽い命だったの。

30キロに、
なった。

狭い狭い
最低の場所。

家の中で
一番汚くて、一番イヤな場所。

真ん中に開いてた
黒い穴、ほども

アタシの価値は
なかったの。

いっそ、穴の中に
落っこっちゃう事が
できたら、いいのに

そしたら、すべて
終わりにできるのに、って

神様にも、たくさん
お祈りしたのに。

黒い穴を見ながら
たくさん、夜がきて
たくさん、朝になった。

ずっと座っていたせいで
体中がぎしぎし、いった。

脚も、お尻も
座りすぎて、裂けた。

傷からは
ウジが湧いた。

そうして、そのまま
「ウジ付きの傷」と一緒に
死を待った。

アタシは、人生、なんて
生きられなかった。

でも、アタシの
生まれ育った場所では
大抵、そんなもん。

アール県の
「チョジュク・ゲリン」
(成人前に、結婚させられる女の子)
だったの。

16歳で、結婚させられて
18歳になる前に、妊娠した。

愛も、思いやりも
なかった。

サゲスマされて
殴られた。

あまりの苦しさに
「死にますように」って

いつも
お祈りしてた。

最初の出産は
雪の上だった。

その時も
家から、追い出されたの。
あたし。

赤ん坊も
雪の上で、死産だった。

その時。
本当に、頭がおかしくなったの。

大体、健康な赤ちゃんが
生まれたって

あんなとこでは
生きていけなかっただろうけど。

キチガイ・メレッキの
キチガイ息子って
言われるだけだろうし。

死産だったのが
幸いだった。

昔は、アタシの家族も
アタシを助けようと、してた。

でも、そのうち
「だんなに面倒見てもらえ」って

アタシをまた
送り帰した。

大体
あたしが、どうしてるかって
連絡してきた頃には

すべてが
終わってたんだけどね。

警察を連れて来て
あの、最低の場所を
開けさせた。

アタシを
「あの姿」で、見つけたの。

骨と皮だけになって
白い布のに
くるまった

30キロの体で
縛られた姿勢で。

アール県知事の指示で
県立病院に
担ぎ込まれたの。

そこから、エルズルム県へ
そのアトは、アンカラの病院へ。

でも。
誰も何も
できなかった。

死んだの。

大体、もともと
死人みたいな、もんだったけど。

死んでよかった。
今はとても、シアワセ。

※※※※※※※※

だけど。
私、でなくて!
私達では、なくて!

この国の女性達は
シアワセじゃない!

メレッキ。
あなたの事を考えると

どんな風に
死んだのか、を
考えると

私達も
頭がおかしくなりそうになる!

どうして。
夫も義母も義父も

訴えられた、のに
拘束されないのだろうか。

どうして。
裁判官は、こいつらを
拘束しようと、しないんだろう。

ここで
「罪」は存在しないのか?

あなたは。
ここで書いたような目に
あったのでしょう?

頭がおかしく
なったのでしょう?

死んだでしょう?

あいつらは
あなたを

死の淵に
おいやったんじゃなかったの?

この「代償」は
ないわけ?

※※※※※※※※

ヒューリエット紙解説員
「アイシェ・アルマン」の

1月30日の
記事より。

記事の原文は、こちらから→→http://hurarsiv.hurriyet.com.tr/goster/ShowNew.aspx?id=22475332

トルコの
華やかなイメージの裏の

根深い社会問題の一つ
「チョジュク・ゲリン」の事件。

成人になる前に
ほとんどが
親の意向で

無理に結婚させられる
女の子達を

チョジュク・ゲリン、と
呼ぶ。

昔の風習から
抜けきれない
トルコのダークサイド。

※メレッキ・カラアスラン 事件※
「レベント家の8兄弟の一人として、生まれたメレッキは、16歳で、羊飼いのフェルディ・カラアスランと
結婚させられ、その時から、家庭内暴力が始まった、という。
暴力から逃れたメレッキは、最初の子供を路上で出産。しかし、死産だったため、ウツ病になる。
その後、2人を出産したメレッキは、一時、父親に引き取られて、実家に帰った。
しかし、一族会議で「不名誉だ」と言われ、再度、夫の家に送り返された。
イスタンブールに住む兄が、妹の顔を見よう、と夫の家を訪問し、監禁されたトイレから、発見された。
30キロまで、体重が減ったメレッキは、病院に搬送されたが、助からなかった。24歳だった。」








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衝撃的な事件

いつも、こういう情報ありがとう。
ちょっと、胸が痛いんだけど。
私、日本のニュースには
かじりつくくせに、トルコのこと、
知らなすぎ。

ここに住んでいると、
こういう事件が信じられないほどに
平和なんだけどね。

まだまだ氷山の一角なんでしょうね。
ああ、誰も彼女を救って
あげられなかったのか、
悲しいです。

義父母や夫の行為は
どうぞ、アラーに裁かれてください。

メレッキハヌム、
どうぞ、今度生まれ変わったら
絶対に幸せになってください。
合掌

ラム子さん。

こういうニュース、
書くのは、結構、勇気がいるんだよねw
マチガイないように、でも真実が伝わるようにw

トルコの事なんか、私には、関係ないじゃん!と
切り捨てるのは、簡単だけど
ここに住んでるからには、知る必要が
あると思うんだよねw

こういう凄惨な事件が
起こらなくなるには、まだまだ
時間がかかりそうだよね…www
残念ながらw

絶句!!

アラーが真実の神ならこの行為は絶対に赦されないでしょうね。
この行為を赦す人たちは「神」を見失っているのであり、神からは見放されている人たちでしょう。
日本でも、昨年秋だったかに発覚した事件で「監禁、暴行し食事を与えず死に至らしめた」ということで多くの人が逮捕され「殺人罪」に問われています。首謀者は拘置中に「すべては私の責任である」と書き残して自殺しましたが。
人はマザーテレサのように限りなく「愛の人」ともなれるし、限りなく「獣」にもなれるんですね。
その「境(分岐点)」は何なのでしょうか?
もし、私の子供たちがこのような扱いをされたら、私も「獣」になるかも知れません。

ばくさん。

もちろん、この人達のやった事は
言語道断、なんですが、この事件の裏には
トルコに深く根付いている、時代錯誤的な考え方がある、んですよ。
成人してない子供を、学校に送らないで、結婚させること自体からして
間違ってる、んですけど、結婚時に、婿側が嫁側に、準備資金、として、
まとまったお金を渡す、そうなんですが
ほとんどが、この金を目当てで、彼女達は、すでに金銭取引の対象、と化してる事が
多いんですよね。ので、最初から、モノ、として扱われてる、というか。

しかも、一度、嫁に出たら、嫁ぎ先から戻る時は、死体で、という
言葉があるほど、古い貞操観念がある。出戻りは、不名誉な事なので、
許されないんですよw
こういう悲しい事件が減らなければ、本当のトルコの近代化への道は
遠い、と思いますね~…。

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